■2004年(24歳) 独立
マンションの一室で独立し、㈱グローアップエンタープライズの代表取締役に就任。
そうです!今と会社名が違います。
独立した時の商材は、
東京電力が提供する光ファイバーである「テプコひかり」の販売でした。
某商社を介しての販売でしたから2次代理店というやつです。
当時、少しでも条件を良くしたかったので交渉を重ね、新聞折り込みチラシを先方の予算で行うという契約ができました。
正確な数は覚えていませんが10万枚前後位の量だったと思います。
この内容を勝ち取った時は本当にうれしく、
「こりゃ、いっぱい電話がなるから24時間対応しよう!!寝てもすぐ起きて対応すればいいから24時間対応にしよう。」
とアホな事を考えた記憶が残っています。
▼ 当時のチラシがあったので写真をパシャリ!
▲お〜!!僕の記憶の上をいっている!!
24時間以外になんと
「365日受付」との記載が・・・・。
アホだ!本当にアホだ!
お正月やお盆とかはどうする気だったんだろうか・・・・。
当時は電話の外注サービスを使おうと思ってなかったし、休みはなしでいいと思っていたんだろうと思います。
当時考えていたのは、会社の成功の為なら何でもするということ。
犠牲なくして会社は成功しないと思っていました。
振り返るとアホだなと思いますが本当に成功させたかったんだろうという気持ちが昔の自分からも伝わってきます。
しかし、今の若い人からしたら理解不能の行動なんだろうな〜 (^^;;
■新聞折り込みの当日
朝から準備万端!!
頭が悪いことに10万枚前後の新聞折り込みチラシが各家庭に入るので、すごい数の電話が鳴ると思っていました。
しかし、蓋をあけると10万前後巻いたチラシの効果はほとんどなし・・・・。
鳴った電話は1〜2件程度。契約もない。
メチャクチャ暇でした(^^;;
その瞬間、冷や汗をかいた記憶があります。
これで会社を軌道にのせようと思っていたのに全く電話が鳴らないじゃないですか !
どうしよう Σ( ̄ロ ̄lll)
会社は独立して初日にいきなり倒産の危機・・・・。
パン屋さんでいえばオープンの日にお客様が1名〜2名しかお店に入らずしかも買って帰らないのと同じような状況なのかな?
先行きが不透明すぎてある意味、驚きますよね(笑)
やっぱりドメイン(事業領域)は重要ですが、本当にそれを感じるような出来事ですね!
経験がないフィールドで戦っていることの怖さ、戦略、ビジョンがないことの怖さに当時は全く気づいていません。
この時の僕はそれまでは法人営業で1000人以上いるなかで表彰されるなどの評価を得ていましたが、個人向けに対してのアプローチは全くの初めでした。
当然、経験やノウハウがないので大きく失敗します。
今、思うと本当にアホな話ですよね!
やったことのない内容で独立するアホはどこにいるのか?
ちょっと前職で表彰されたりしたから勘違いをしていたのですね。
そしてチラシの交渉がうまくいったということもあり、有頂天になっていたところに大きなお灸を据えられましたΣ( ̄ロ ̄lll)。
これが僕の独立の最初の出来事でした・・・・。
そんなアホな僕もこの時に勉強できたことがあります。
「うまくいかない時こそ、自分自身にベクトルを向ける」
ということ。
ほとんどの内容が自分自身の問題です。
「うまくいかない時こそ、自分自身にベクトルを向ける」
ということ。
ほとんどの内容が自分自身の問題です。
チラシという手法が悪いのではない。
巻いたエリアが悪いのではない。
そのチラシを活かすだけのノウハウが当時の私にはなかっただけ。
市場が悪いとか、お客様は求めていないとかでなくその魅力をきちんと消費者に伝えられなかっただけ。
結局は僕の力量不足につきます。
巻いたエリアが悪いのではない。
そのチラシを活かすだけのノウハウが当時の私にはなかっただけ。
市場が悪いとか、お客様は求めていないとかでなくその魅力をきちんと消費者に伝えられなかっただけ。
結局は僕の力量不足につきます。
どうにかチラシは諦め、すぐに販売手法を訪問販売(これもやったことない(笑))に変更しました。
どうにか食いつなぐことができるようになりました。
これでひと段落かなと思ったら
その半年後位にこの商材は手数料が半分以下になるという追い打ちをうけます。
殺す気か!!と思ったのをよく覚えています。
そして僕の会社は半年で2回目の倒産の危機を迎えました。
つづく・・・。
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